春先の肌荒れから解放される方法
1.毎年繰り返す、その肌荒れ……「季節性敏感肌」かも!?
立春も過ぎ、少しずつ春の訪れを感じられる季節。嬉しい反面、毎年この時期になると「肌荒れ」に悩まされるという人も多いのではないでしょうか。
事実、資生堂の調査によると20~30代の働く女性の約6割(64.3%)が、2~4月にかけての春先に「肌質の変化(肌荒れなど)を経験したことがある」と回答しています。
そんな多くの女性を悩ませる、春先の肌荒れの正体は「季節性敏感肌」かもしれません。
季節性敏感肌とは、普段は何ともないのに、毎年決まった時期に肌状態が不安定になること。肌の乾燥や赤み、かゆみやピリピリ・チクチクとした刺激を感じるといった不快な症状が現れるのが特徴です。
しかし、「時々肌荒れを起こすけど、季節性敏感肌かは分からない……」という人は、 こちらをチェックしてみてください。多く当てはまる人ほど、季節性敏感肌の可能性大です!
季節性敏感肌チェック
- ある特定の時期に肌に赤みがでる
- 花粉症である
- 頬や目のまわりにかさつきがでる
- 外出が多い
- 睡眠が不足しがち
- 紫外線に弱い
- ストレスが溜まりやすい
冬から春先にかけて気を付けるべきアレルゲンはコレ!
では、季節性敏感肌を引き起こす原因とは、一体何なのでしょうか?
主な原因として挙げられるのが、「季節性アレルゲン」です。季節ごとに異なるアレルゲン物質が肌に付着し、炎症などを起こすことで肌に赤みが出たり通常のスキンケアが合わなくなったりすることで、普段は何ともなかった肌が敏感肌へと変わってしまうのです。
代表的な季節性アレルゲンには、花粉、カビ、ほこり、ハウスダスト、PM2.5などがありますが、季節によっても注意するアレルゲンは異なります。冬から春先にかけてのこの時期は、とくにこれらのアレルゲンに気をつけましょう。
冬から春先、とくに注意したいアレルゲン
- スギやヒノキなどの花粉やほこり
- 増加する紫外線
- 季節の変わり目による寒暖差
- 新年度の環境の変化による疲労やストレス
等、敏感肌の原因が沢山あります。この時期は、スキンケアを刺激の少ないものに変えても良いでしょう。
季節による肌荒れはアレルゲン防止&スキンケアで改善!
一度調子が悪くなると、なかなか元の健康的な肌に戻らないのも季節性アレルゲンによる敏感肌の特徴。なぜなら、肌荒れは放置しておくとどんどん敏感になり、肌を守るバリア機能が弱まって外的刺激がさらに肌に侵入しやすい状態を作ってしまうからです。
健やか肌を取り戻すには、第一にアレルゲンを寄せ付けないことが大事。そして第二に、アレルゲンに負けないよう肌のバリア機能を高めるスキンケアを行うことも欠かせません。
具体的には、優しい洗顔と丁寧な保湿がポイント。洗顔は肌への負担を減らすためにも低刺激で泡立ちのよい洗顔料を使い、こすらず顔を包み込むように優しく洗いましょう。保湿は、化粧水や乳液といった基本のスキンケアアイテムに加え、敏感肌用の保湿クリームを使うのがおすすめ。日中は空気中のアレルゲンから肌を守り、うるおいを長時間持続できるタイプ、夜は肌を保温しバリア機能を修復する働きのあるタイプの敏感肌用の保湿クリームをプラスすることで、肌の調子が整ってくるのを実感できるはずです。
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