初夏に起こりやすい3大肌トラブルとその原因について

2019年6月24日

1.紫外線&気温はすでに夏!5月は美肌の分かれ道!

春の嵐も落ち着き、梅雨前の5月は1年のなかでもとくに過ごしやすい季節ですよね。

おでかけやアウトドアを楽しむ機会が増える一方で、意識してほしいのが美肌対策!
なぜなら、5月は気温が高い日が多く、紫外線の強さと量もすでに真夏並みだからです。

グラフを見ても5月の紫外線の強さと量は、ピークを迎える7月とほとんど変わらず、また、気温も30度を越す真夏日に達する日があることが分かります。

つまり、季節的には夏はまだ先でも、気候はすでに夏!スキンケアや紫外線対策をしっかり行わないと肌が黒ずみ、透明感が失われてしまいやすくなるということなのです。

2.初夏の肌トラブルと原因

ここからは、5月頃に起きやすい肌悩みについてご紹介。初夏の代表的な肌トラブルと、その原因について知ることで、来たる夏に負けない透明感のある肌をキープしていきましょう!

色素沈着

紫外線が強くなる5月は、日焼けによる肌の炎症や黒ずみ、くすみ、メラニンの過剰生成によるシミ・そばかすができやすくなる時期。通常は肌のターンオーバー(=肌の生まれ変わり)によってメラニン色素は皮膚の外側に押し出され、次第に消えることがほとんどですが、紫外線を浴び続けたり、ターンオーバーが正常に行われなかったりすると、そのまま色素沈着となって残り、肌が黒ずみ、消えにくくなることがあります。
また、色素沈着はストレスやホルモンバランスの乱れが関係している場合もあるので、環境の変化や休暇疲れの出やすい5月はとくに注意が必要です。

乾燥(敏感肌)

気温が高い5月は、汗をたくさんかくことで肌のうるおいが奪われたり、水分バランスが崩れて細菌が繁殖しやすい状態になっていたりと、乾燥リスクが高まっている状態。さらに室内では、冷房によって肌表面の保湿機能が低下しているため、意外と乾燥が気になる季節なのです。また、乾燥した肌はバリア機能が低下してダメージを受けやすくなるというリスクも抱えています。

肌荒れ

気温が高いと増えるのは、汗だけではありません。皮脂分泌も盛んになることで肌のべたつきやゴワつき、毛穴の開き、かゆみやニキビといった、さまざまな肌の不調も目立つようになります。とくに額や鼻、あごといった“Tゾーン”には、皮脂の出口である皮脂腺が多く集まっているためニキビができやすかったり、毛穴が詰まって赤みや黒ずみが気になったりします。

3.内側&外側ケアで目指す!透明感美肌のつくり方

では、初夏に起きやすい肌トラブルにはどのように立ち向かえば良いのでしょうか?外側からの対策はもちろん、透明感のある肌を目指すうえで欠かせない内側からのケアについてもご紹介していきます。

①初夏の3大肌トラブルマスト対策!「紫外線対策」

代表的な初夏の3大肌トラブルにおいて最も意識すべきことは、紫外線対策です。紫外線は、肌の黒ずみなどによる色素沈着、くすみ、乾燥、肌荒れの全てにおいてトラブルの原因となるため、最も避けるべき要因。外出時は日焼け止めをこまめに塗り直し、帽子やサングラスなどでも予防するようにしましょう。

②暑いときこそしっかり保湿が大事!「スキンケア」

次に心掛けるべきは、洗顔と保湿のスキンケアです。暑さやべたつきが気になるからといって化粧水だけでスキンケアを終了してしまうのはNG!肌が「うるおいが足りない」と判断して、過剰に皮脂を作り出そうと働いてしまいます。さっぱりタイプのスキンケアアイテムを使うなどの工夫をし、乳液やクリームを使ってきちんと保湿を行いましょう。
また、この時期気になる肌の暗さや透明感のなさには、薬用タイプの美白スキンケアアイテムを取り入れるのもおすすめ。肌荒れと美白ケアが同時にできるので、肌が敏感なときでもニキビや肌荒れの予防と同時に、シミ・そばかすも予防することが可能です。

③肌は食べたものでできているから!「食事」

いくら外側からアプローチしても、体の内側が乱れていてはせっかくのケアが台無しに。健康で透明感のある肌作りに欠かせない「食事」にも気を付けることで、よりすこやかな肌を目指すことができます。そのために意識したいのが、肌の基礎となる栄養素「タンパク質」をきちんと摂ること。成人女性が1日に必要なタンパク質は約50gとされていて、それを摂取するには、以下の量を毎日の食事で取り入れることが大切です。

<1日に必要なタンパク質量の目安>

  • 牛乳…200cc
  • 卵…1個
  • 肉…約70g
  • 魚…1切れ
  • 納豆…1パック